アニメの作品中に出てきた場所を訪問することを総称して
「聖地巡礼」といいますが、いくつかの流派にわかれているようです。
そこにはそれぞれの思いがこもっているようで、ちょっとした用語集にしてみました。
聖地巡礼用語集
くわしい人にきいてみると沢山の用法があってびっくりしました。
「聖地巡礼」
→ もともとは宗教上の重要な土地などに行くこと。
アニメ業界では、映画・ドラマ・マンガ・アニメ等の作品で「物語の舞台となった地」を訪れること。
「聖地来訪」
→ 聖地の側から聖地巡礼を捉える派の用法。
「聖地探訪」
→ 聖地を探す、発見することを楽しむ派の用法。
「舞台巡礼」
→ 宗教上の聖地と区別して「舞台」と捉えたい派の用法。
「舞台めぐり」
→ 1つ2つの有名な聖地だけでなく、世界観を楽しみたい派の用法。
「モデル地訪問」
→ ややプロデューサーな、業界目線での巡礼を行う派の用法。
「コンテンツツーリズム」
→ 聖地巡礼全体をさして言う賢く見せたい派の用法。
「オタクツーリズム」
→ マスコミ業界人、コンサル的な人など「オタク」の語感を利用したい派の用法。
「オタツー」
→ 上記「オタクツーリズム」の略。やや小馬鹿にしたい派の用法。
「アニメ旅」
→ 聖地巡礼に限らず、アニメをコンセプトに旅を計画する派の用法。
聖地巡礼用語集
巡礼する人のことや、巡礼中の行為にも区別があるみたいです。
「巡礼者」
→ 聖地巡礼を行う人
「特定班」
→ 聖地巡礼者の中で、まだ場所がわかっていないものを特定する人
「Bit巡礼者」
→ ゲーム原作のものを巡礼する人(変人扱いされがち)
「3時巡礼者」
→ 3次元=実写の舞台を巡礼する人(3次が転じて、3時=おやつ=甘いと揶揄する意)
「アニメまちおこし」
→ アニメの聖地を活用して自治体などが町おこしをすること
「萌えおこし」
→ アニメまちおこしの活用系
聖地巡礼マップ中の人的には、どの用語、どの派閥であっても
それぞれが楽しく巡礼できるといいなぁと思いました。