
ゆるやかな空気感とリアルなキャンプ描写で、キャンプブームの一翼を担った人気アニメ『ゆるキャン△』。女子高生たちが自然の中でのんびりと過ごす姿に、「キャンプって楽しそう!」と感じた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、『ゆるキャン△』の世界を体感できる実在の聖地スポットを20か所厳選してご紹介。山梨・静岡・長野を中心に、アニメに登場したキャンプ場や、温泉、グルメシーンの舞台などをエリア別に詳しく解説します。
アニメの風景をたどりながら、まるでキャラクターたちと一緒に旅をしているような気分に浸れる聖地巡礼の旅へ——。絶景キャンプ地とご当地グルメを巡る、心あたたまる旅に出かけましょう!
『ゆるキャン△』とは?あらすじと見どころ
『ゆるキャン△』は、富士山の麓を舞台に、女子高生たちがキャンプを楽しむ姿を描いた人気アウトドアアニメです。
主人公は、静かに一人で自然を楽しむソロキャンパー・志摩リンと、元気いっぱいで食べることが大好きなキャンプ初心者・各務原なでしこ。ふたりの出会いをきっかけに、物語はスタートします。
なでしこは学校の「野外活動サークル(通称・野クル)」に加入し、部長の大垣千明、おっとり系の犬山あおいといった個性豊かな仲間たちとキャンプを重ねていきます。一方で、リンはソロキャンプを続けながら、親友の斉藤恵那とのやりとりを通じて少しずつ人との距離を縮めていきます。
作中には、本栖湖・ふもとっぱら・四尾連湖など、実在する絶景キャンプ場が数多く登場。富士山を望む雄大な景色の中で、焚き火を囲んだり、キャンプ飯を作って食べたり、温泉でリラックスしたりと、ゆるやかな時間が流れます。
『ゆるキャン△』は、自然の魅力や仲間とのつながりを温かく描いた、“癒し系アウトドアアニメ”の代表作。キャンプ初心者にもファンにもおすすめの、心あたたまる物語です。
【『ゆるキャン△』の聖地 山梨・身延編】物語のはじまりを巡る|志摩リンと出会った舞台へ
浩庵キャンプ場/本栖湖
『ゆるキャン△』の物語はここから始まります。第1話、志摩リンが本栖湖の湖畔でソロキャンプを楽しみながら読書をしていると、空腹で迷子になったなでしこが現れ、焚き火を囲んでカップ麺を分け合う印象的なシーンが描かれました。なでしこが目にしたのは、湖越しに広がる雄大な富士山。思わず「なんて奇麗なんだ…」とつぶやく場面は、作品全体のテーマを象徴する名シーンです。実際のキャンプ場からも「千円札の富士山」と呼ばれる同じ景色を見ることができます。

住所:山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926
アクセス:JR身延線「甲斐常葉駅」からバスで約40分
営業時間:通年営業(無休、受付8:00〜20:00)
内船駅
『ゆるキャン△』第1話で、なでしこが本栖湖へ向かう際に降り立ったのが内船駅です。駅舎やホームの佇まい、周囲に広がるのどかな町並みは、作中の背景描写とほぼ一致しており、ファンにとって印象深い場所です。その後も、なでしこが通学に利用したり、志摩リンと合流したりと、日常の風景としてたびたび登場します。なでしこの新生活の出発点として、温かく穏やかな物語の世界に入り込める聖地です。

住所:山梨県南巨摩郡南部町内船
アクセス:中部横断自動車道「富沢IC」から車で約6分
営業時間:無人駅のため24時間開放
身延駅
『ゆるキャン△』でたびたび登場する、野外活動サークル(野クル)ゆかりの駅。第1話ではなでしこが引っ越してきた直後に身延駅を利用し、第3話では野クルメンバーと合流するシーンが描かれました。アニメでは、駅舎やホーム、周辺の商店街がリアルに再現されており、実際に訪れると作中の雰囲気をそのまま味わえます。駅前には『ゆるキャン△』のポスターやのぼりも掲出され、聖地巡礼で訪れるファンを温かく迎えてくれます。物語の節目となる、印象的な舞台です。

住所:山梨県南巨摩郡身延町角打537
アクセス:中部横断自動車道「下部温泉早川IC」から車で約18分
営業時間:5:20〜21:40(無休)
旧下部小学校・中学校跡
『ゆるキャン△』に登場する本栖高校の校舎や、野外活動サークル(野クル)の部室のモデルがこの旧下部小学校・中学校跡です。第2話では、なでしこが野クルに入部し、部員たちがストーブを囲んでキャンプ計画を立てるシーンが印象的に描かれました。校舎はすでに廃校となっていますが、ドラマ版のロケ地にも使われ、図書室や部室の再現度は高く、まさに“そのまま”の聖地。ファンイベントも開催されており、作品の空気を体感できる特別な場所です。

住所:山梨県南巨摩郡身延町常葉1495
アクセス:JR身延線「甲斐常葉駅」から徒歩約10分
営業時間:該当なし(通常非公開の施設)
栄昇堂
身延町の老舗和菓子店・栄昇堂は、『ゆるキャン△』第3話でなでしこが野クルメンバーへのお土産を買いに訪れた場所。名物「みのぶまんじゅう」を蒸したてで頬張り、「これ絶対美味いやつ〜!」と感激するシーンが印象的でした。実際の店舗も、アニメに登場したレトロな外観がそのまま残っており、ファンにとってはたまらない聖地のひとつ。素朴で優しい味わいのみのぶまんじゅうを味わえば、なでしこたちの日常に少し近づけるはずです。

住所:山梨県南巨摩郡身延町角打3024
アクセス:JR身延線「身延駅」から徒歩約1分
営業時間:8:30〜15:00(水曜定休、※売り切れ次第閉店)
セルバみのぶ店
『ゆるキャン△』第3話で、野外活動サークル(野クル)のメンバーがキャンプの買い出しに訪れたスーパーが、セルバみのぶ店です。なでしこたちがカレーの具材を選びながら盛り上がる賑やかなシーンが描かれ、店内の通路や棚の配置もアニメとほぼ同じ。実際に訪れると「この場所で買い物してたんだ!」と感動します。地元の食材も豊富なので、巡礼がてらキャンプ飯の材料を調達してみるのもおすすめです。

住所:山梨県南巨摩郡身延町飯富2309-200(フレスポみのぶ内)
アクセス:JR身延線「波高島駅」から車で約7分(※徒歩約38分)
営業時間:9:00〜20:00(無休)
四尾連湖
『ゆるキャン△』第7話で、志摩リンがソロキャンプを楽しんだ静かな湖畔の聖地が四尾連湖です。冬の澄んだ空気の中、幻想的な湖面を眺めながら、焚き火にあたりつつひとりの時間を満喫するリンの姿が印象的でした。森に囲まれた静寂なロケーションは、作中の雰囲気をそのまま感じられます。売店では、リンが飲んでいた「ホットカルピス」が販売されていることもあり、ファンにはたまらないポイント。ソロキャン気分を味わえるおすすめの聖地です。

住所:山梨県西八代郡市川三郷町山家四尾連
アクセス:JR身延線「市川大門駅」からタクシーで約30分
営業時間:終日開放(通年利用可、無休)
【『ゆるキャン△』の聖地 山梨編】富士山を望む絶景スポット|リンとなでしこの名シーンを辿る
笛吹川フルーツ公園
『ゆるキャン△』第5話のラストで、志摩リンとなでしこが星空の下で語り合う感動的なシーンの舞台となったのが、笛吹川フルーツ公園です。眼下に広がる「100万ドルの夜景」は、二人の距離が縮まる名場面をさらに印象的に演出してくれました。昼間はフルーツ狩りや遊具なども楽しめ、観光にもぴったり。夜は、リンとなでしこが見上げた星空と煌めく夜景を、聖地巡礼の締めくくりに味わうのがおすすめです。

住所:山梨県山梨市江曽原1488
アクセス:JR中央本線「山梨市駅」から車で約7分
営業時間:24時間開放(一部施設は9:00〜17:00、年中無休)
ほったらかし温泉
『ゆるキャン△』第6話で、志摩リンとなでしこがツーリング帰りに立ち寄った絶景温泉が、山梨市のほったらかし温泉です。富士山と甲府盆地を一望できる露天風呂で、リンが「最高だねぇ」と感動する名シーンが描かれました。日の出に入浴できる「あっちの湯」と、開放感ある「こっちの湯」があり、どちらも圧巻の景色。アニメに登場した温泉で、リンたちのように旅の疲れを癒せば、特別なひとときを味わえるはずです。

住所:山梨県山梨市矢坪1669-18
アクセス:JR中央本線「山梨市駅」からタクシーで約10分
営業時間:日の出1時間前〜22:00(最終受付21:30、年中無休)
夜叉神峠
『ゆるキャン△』第9話で、志摩リンがソロツーリングの途中に立ち寄ったのが夜叉神峠です。展望台からは、白峰三山を含む南アルプスの雄大な山々が広がり、リンが「これはすごい…」と呟いた通りの絶景が堪能できます。空気の澄んだ日には、遠くの峰々まで一望でき、自然のスケールに圧倒されること間違いなし。登山道も整備されており、ハイキング気分でリンの見た景色を追体験できる、登山好きにも人気の聖地です。

住所:山梨県南アルプス市芦安芦倉
アクセス:JR中央本線「甲府駅」から山梨交通バスで約70分(夜叉神峠登山口下車)、登山道を徒歩約1時間
営業時間:該当なし(登山道のため常時利用可)
【『ゆるキャン△』の聖地 静岡編】富士山と絶景キャンプの舞台を巡る|朝霧高原・牧場など
ふもとっぱら
富士山のふもとに広がる絶景キャンプ場・ふもとっぱらは、『ゆるキャン△』第2話・第3話で志摩リンとなでしこがキャンプを楽しんだ聖地です。目の前に富士山がそびえ立つ解放感あふれるロケーションは、作中でも印象的に描かれ、多くのファンを魅了しました。富士の湧き水で料理をしたり、逆さ富士が映る池を眺めたりと、見どころも満載。広大な敷地で、二人と同じように自然を満喫するキャンプ体験ができます。

住所:静岡県富士宮市麓156
アクセス:JR新富士駅からバスで約60分(「朝霧グリーンパーク」下車徒歩20分)
営業時間:8:30〜17:00(年中無休)
道の駅 朝霧高原
『ゆるキャン△』第3話では、なでしこがふもとっぱらへ向かう途中で立ち寄り、ソフトクリームを頬張るシーンが描かれました。また第10話では、志摩リンとなでしこがツーリング中に再訪し、お土産を選ぶ様子も登場。道の駅 朝霧高原は、富士宮やきそばや新鮮な地元野菜など、ご当地グルメが充実しています。広々とした朝霧高原の風景を眺めながら、二人のように旅の途中のひと息を楽しめる、立ち寄り必須の聖地です。

住所:静岡県富士宮市根原492-14
アクセス:JR新富士駅からバスで約60分(「道の駅朝霧高原」下車すぐ)
営業時間:8:00〜17:00(年中無休)
まかいの牧場
『ゆるキャン△』第11話で、なでしこと千明がクリスマスキャンプの準備中に訪れたのが、富士山麓のまかいの牧場です。作中では、焚き火用の薪を買ったり、美味しそうなジェラートを楽しんだりするシーンが描かれました。広大な敷地では、羊やヤギとのふれあいやバター作り体験も可能。新鮮な乳製品やスイーツはお土産にもぴったりです。なでしこたちが味わった、ほのぼのとした牧場の雰囲気をリアルに感じられる癒しのスポットです。

住所:静岡県富士宮市内野1327-1
アクセス:JR富士宮駅からバスで約25分(「まかいの牧場」下車すぐ)
営業時間:9:30〜17:30(10/21〜2/20は〜16:30、4〜11月は不定休、12月〜3月中旬は毎週水・木曜定休)
富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ
『ゆるキャン△』第11話・12話で、野クルのメンバーが「クリキャン」を楽しんだ舞台が、富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジです。開放感あふれる広大なサイトからは、雄大な富士山を間近に望めます。作中では料理をしたりプレゼントを贈り合ったりと、心温まるクリスマスの一日が描かれました。なでしこたちが宿泊した薪ストーブ付きコテージや、お風呂も実在し、作品の雰囲気をそのまま体感できる人気のキャンプ聖地です。
住所:静岡県富士宮市原1423
アクセス:JR富士宮駅からバスで約25分(「まかいの牧場」バス停下車徒歩15分)
営業時間:9:30〜17:00(不定休)
【『ゆるキャン△』の聖地 長野編】南アルプスの絶景ルート|リンのソロキャンプの足跡を辿る
高ボッチ高原
『ゆるキャン△』第5話で、志摩リンがソロキャンプに訪れたのが標高1665mの高ボッチ高原です。諏訪湖越しに雄大な富士山を望むパノラマは、作中でリンが「本当に綺麗だ…」と呟いた感動の景色そのまま。特に夜景や朝焼けの美しさは格別で、澄んだ空気の日には、アニメと同じ風景を体感できます。季節によってはマイカー規制があるため、訪問前にアクセス情報をチェックしておくのがおすすめです。

住所:長野県塩尻市片丘(高ボッチ高原)
アクセス:公共交通機関なし(JR塩尻駅からタクシーで約40分)
営業時間:終日開放(冬季12月上旬〜4月下旬は閉鎖)
霧ヶ峰高原
『ゆるキャン△』第4話で、志摩リンがソロツーリング中に立ち寄ったのが霧ヶ峰高原です。ビーナスラインを走り抜けるシーンと、どこまでも続く開放的な風景が印象的に描かれました。夏にはニッコウキスゲをはじめとする高山植物が咲き、一面が色鮮やかに。見晴らしの良いワインディングロードはツーリングにも最適で、リンと同じように自然を感じながら走ることができます。高原の澄んだ空気に癒される、絶景スポットです。

住所:長野県諏訪市霧ヶ峰
アクセス:JR上諏訪駅からバスで約40分(「強清水」下車すぐ)※季節運行
営業時間:終日開放(無休)
杖突峠
『ゆるキャン△』第9話で、志摩リンがソロツーリング中に立ち寄ったのが杖突峠です。展望台からは、眼下に広がる諏訪盆地と、その奥に連なる八ヶ岳の雄大な山々を一望できます。作中でリンが「うわー、すげー」と感嘆したように、特に紅葉の季節は圧巻の美しさ。澄んだ空気と広がる景色に癒され、旅の途中のひと休みにぴったりな絶景スポットです。ドライブやツーリングの途中に立ち寄って、リンと同じ風景を体感してみてください。

住所:長野県茅野市宮川(杖突峠頂上付近)
アクセス:JR茅野駅からタクシーで約30分
営業時間:終日開放(冬季12月〜3月は閉鎖)
光前寺
『ゆるキャン△』第9話で、志摩リンがソロツーリングの途中に立ち寄ったのが、由緒ある寺院・光前寺です。作中では、国の名勝に指定された苔むした庭園や、美しい三重塔に心を奪われたリンが「なんか、すげぇ…」と呟くシーンが描かれました。境内は四季折々の自然に彩られ、静かで神秘的な雰囲気に包まれています。名物の“光苔”も見どころのひとつ。リンと同じように、心を落ち着けて散策したくなる聖地です。

住所:長野県駒ヶ根市赤穂29
アクセス:JR駒ヶ根駅からバスで約10分(「切石公園下」下車徒歩10分)
営業時間:9:00〜16:30(12〜3月は〜16:00、年中無休)
こまくさの湯
『ゆるキャン△』第9話で、志摩リンがソロキャンプの締めくくりに訪れた温泉施設が、中央アルプスの麓にある「こまくさの湯」です。駒ヶ岳ロープウェイ乗り場のすぐ近くにあり、露天風呂からは四季折々の自然を望めます。作中ではリンが「あ〜極楽」とリラックスする姿が印象的でした。登山や観光で疲れた体を癒すのにぴったりの立ち寄り湯。リンのように温泉に浸かって、心も身体も温まる時間を過ごしてみてください。

住所:長野県駒ヶ根市赤穂759-4
アクセス:JR駒ヶ根駅からバスで約15分
営業時間:10:00〜20:30(4〜10月第2・4水曜、11〜3月毎週水曜定休)
【『ゆるキャン△』の聖地 陣馬形山編】物語のクライマックスを体験|標高1,445mの絶景キャンプ地
陣馬形山キャンプ場
『ゆるキャン△』第10話で、志摩リンがソロキャンプをした陣馬形山キャンプ場は、まさに物語のクライマックスを飾る絶景の聖地です。標高1445mの山頂に位置し、中央アルプス・南アルプス・伊那谷の大パノラマが広がります。作中でリンが「これだからキャンプはやめられない」と感動した通り、夜には満天の星空と街明かりの美しい夜景も堪能できます。リンが感じたキャンプの魅力を、あなたもここで体験してみてはいかがでしょうか。

住所:長野県上伊那郡中川村大草1636
アクセス:JR伊那大島駅からタクシーで約45分
営業時間:営業期間4月下旬〜11月上旬(冬季閉鎖、チェックイン13:00〜17:00/チェックアウト翌12:00)
『ゆるキャン△』おすすめ聖地巡礼ルート
『ゆるキャン△』の聖地巡礼は、JR身延線の身延駅からスタートします。作中でなでしこが降り立った駅として知られ、駅前では彼女の視点をなぞるように写真を撮るのも一興。旅のはじまりにぴったりな、のどかで素朴な雰囲気の駅です。
駅から徒歩数分の「栄昇堂」では、名物・みのぶまんじゅうを味わえます。店先の雰囲気もアニメの描写そのままで、思わずテンションが上がるはず。続いては、タクシーで「セルバみのぶ店」へ。作中ではリンやなでしこたちがキャンプの買い出しをするシーンに登場する、地元密着型のスーパーです。
買い出し気分を味わったあとは、タクシーで「旧下部小・中学校跡」へ。アニメの背景にもなった校舎を遠巻きに眺めるだけでも、作品の空気を感じ取れます。地元の山あいにひっそりと佇むその姿は、どこか懐かしくて心に残る風景。
昼頃には、富士山を望む絶景スポット「浩庵キャンプ場」へ。リンが初ソロキャンプをした場所として名高く、本栖湖越しに富士山を眺めながら過ごす時間は、作中さながらの特別なひととき。
旅の締めくくりには「四尾連湖」へ。なでしことリンがふたりでキャンプを楽しんだ静かな湖畔は、物語の世界にそっと入り込んだような気分にさせてくれます。
巡礼を終えたら、タクシーでJR内船駅まで移動し、日常へと戻る電車に揺られて帰路につきましょう。短時間ながらも『ゆるキャン△』の世界をじっくり堪能できる、満足度の高い1日旅です。作品への愛着がさらに深まること間違いなし。
『ゆるキャン△』の聖地は浜松にも!
『ゆるキャン△ SEASON2』では、物語の舞台が山梨や長野を飛び出し、静岡県の各地にも広がっていきます。なかでも浜松市周辺には、志摩リンや各務原なでしこが訪れた印象的なキャンプ地や、旅の途中で立ち寄った絶景スポットが点在しています。
渚園キャンプ場
『ゆるキャン△ SEASON2』第1話で、志摩リンとなでしこが初めて2人だけでキャンプをした記念の地が渚園キャンプ場です。浜名湖に突き出た広大な敷地は開放感にあふれ、作中では焚き火を囲みながらお互いのスタイルを尊重し合う穏やかな時間が描かれました。テントサイトからは浜名湖を一望でき、潮風を感じながらのんびりと過ごせます。リンとなでしこの絆が深まったこの聖地で、心に残るキャンプ体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
住所:静岡県浜松市西区舞阪町弁天島5005-1
アクセス:JR弁天島駅から徒歩10分
営業時間:8:30〜21:00(12月29日〜1月3日休業)
弁天島海浜公園
『ゆるキャン△ SEASON2』第2話で、志摩リンとなでしこがデュオキャンプの道中に立ち寄ったのが、浜名湖畔にある弁天島海浜公園です。赤い鳥居と小さな灯台が並ぶ浜名湖のシンボル的風景は、特に夕暮れ時が絶景。作中では、夕日を眺めながら語り合う2人の穏やかなシーンが描かれました。水平線に沈む夕日が鳥居を朱に染める光景は、訪れる人の心に残ります。旅の途中に、二人のような静かなひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。

住所:静岡県浜松市西区舞阪町弁天島3775-2
アクセス:JR弁天島駅から徒歩3分
営業時間:終日開放(無休)
天竜浜名湖鉄道 浜名湖佐久米駅
『ゆるキャン△ SEASON2』第2話で、なでしこと綾乃がツーリング中に立ち寄ったのが、天竜浜名湖鉄道の浜名湖佐久米駅です。冬になるとホームに大量のユリカモメが飛来し、作中でもその光景に驚く二人の姿が描かれました。湖のほとりに佇むのどかな駅は、自然との一体感が味わえる癒しのスポット。駅周辺ではユリカモメに餌をあげることもでき、静かな旅のひとときを彩ってくれます。冬の浜名湖巡礼に欠かせない聖地です。

住所:静岡県浜松市北区三ヶ日町佐久米725-9
アクセス:天竜浜名湖鉄道「浜名湖佐久米駅」下車すぐ
営業時間:終日開放(無休)
まとめ
『ゆるキャン△』に登場する数々の聖地をご紹介しました。アニメで見た風景を実際に訪れる感動は、聖地巡礼ならではの魅力です。登場人物たちが感じた空気や温かさを、ぜひ現地で味わってみてください。巡礼の際はマナーを守り、地域の方々や観光客への配慮も忘れずに。ゴミは持ち帰り、私有地には立ち入らず、静かに楽しむのが基本です。今回の記事が、あなたの『ゆるキャン△』巡りの参考になればうれしいです。
