ホラー漫画の鬼才・伊藤潤二による代表作『富江』が、朗読劇として新たに蘇る。Lemino presents アニマックス朗読劇『富江』が、2026年1月12日(月・祝)から18日(日)までの7日間、ヒューリックホール東京で上演される。内田彩、井上麻里奈、山下大輝、河西健吾ら人気声優陣をはじめ、怪談師たちも参加する豪華キャストによる“声だけの恐怖体験”が話題を呼びそうだ。

『富江』は、殺されても何度も蘇る絶世の美女・富江と、彼女に翻弄される人々の狂気を描いた伊藤潤二のデビュー作。これまで映画化やドラマ化もされてきたが、今回の朗読劇では「画家」「通り魔」「トップモデル」「老醜」といったエピソードを組み合わせ、新たな恐怖の物語として再構成される。脚本・演出を手がけるのは、劇団「牡丹茶房」主宰の烏丸棗氏。『柏原照観展』でCoRich舞台芸術アワード!2024の第7位に輝くなど、“恐怖”を描く演出家として注目を集めている。
朗読劇『富江』には、総勢27名のキャストが出演し、各公演で異なる組み合わせのキャストが登場する。なかでも注目は、1月17日(土)と18日(日)の公演だ。17日には内田彩、福圓美里、山下大輝、寺島惇太、たっくーらが出演し、18日には井上麻里奈、高森奈津美、河西健吾、阿座上洋平らが登場する。人気声優たちの緊迫した演技が、“声”だけで観客を恐怖へと導く。


原作者の伊藤潤二氏は「烏丸棗さんの脚本・演出によって、『富江』がとても怖くて面白いストーリーになりました。今をときめく声優・俳優・怪談師の皆さんがこの物語に命を吹き込んでくださいます。美しく傲慢で恐ろしい富江が、どのように人々を破滅へ導くのか、ぜひご期待ください」とコメントを寄せている。
声優・俳優・怪談師が織りなす“声の地獄絵図”が、ホラー表現の新たな到達点を切り開くことになりそうだ。
