上田麗奈の“はまり役”に魅了される観客続出!『チェンソーマン レゼ篇』が動員1位発進

9月19日から21日の全国映画動員ランキングトップ10が興行通信社より発表され、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が初登場で1位に輝いた。公開と同時に全国の映画館を席巻し、ヒロイン・レゼを演じた声優・上田麗奈の“はまり役ぶり”が大きな反響を呼んでいる。SNSでは「脳を焼かれた」「恋をしてしまった」といった感想が相次ぎ、作品の盛り上がりを後押ししている。

同作品は、藤本タツキ原作の人気漫画を基にした劇場版アニメ。物語の中心となるレゼは、無邪気さと危険性を併せ持つキャラクターとして原作ファンからも高い人気を誇る。TVアニメ最終話のラストで「デンジ君はさ、田舎のネズミと都会のネズミ、どっちがいい?」と語りかける姿が描かれ、続編を予感させていた存在でもある。映画では、デンジとカフェで働く少女として出会い、やがてその裏に隠された「爆弾の悪魔」の正体が明かされていく。

この難しい役どころを上田麗奈が繊細かつ妖艶に演じ切ったことで、「ヤバい女をやらせたら最強」との評価が寄せられている。『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のギギ・アンダルシアや『ハーモニー』の御冷ミァハ、『タコピーの原罪』のしずかといった過去の役柄に続き、今回のレゼもその系譜に連なると評されている。

一方で、上田は『ハナヤマタ』の関谷なるや『こみっくがーるず』の猫屋敷まゆといった柔らかい役柄も演じてきた。可憐な少女から複雑な人物像まで幅広い演技を見せており、特に『SSSS.GRIDMAN』以降は危うさをはらんだキャラクターの出演も増えていると指摘されている。

『レゼ篇』自体についてSNSには「IMAXで観て大正解だった」「好きなキャラに好きな声優が重なって苦しかった」「もう好きになってしまった」といった感想が次々に投稿されている。中には「上田麗奈の演技でASMR作品に手を出す決心をした」というファンも現れるなど、その影響はスクリーンを飛び越えて広がっている。

今回のレゼ役では、清純さと危険さを兼ね備えた“ファム・ファタール”を見事に体現。上田麗奈の演技は、スクリーンに響き渡り、多くの観客の記憶に強烈な印象を刻みつけた。