TVアニメ『Turkey!』原画展、聖地・姨捨で3月20日より開催 舞台・長野県千曲市が「アニメ聖地88」に選出

約60点の原画や場面カットを展示 制作過程を体感

TVアニメ『Turkey!』の舞台となった長野県千曲市が、一般社団法人アニメツーリズム協会による「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」2026年版に選出された。これを記念し、作品の原画展「Turkey!原画展」が2026年3月20日から5月10日まで、千曲市日本遺産センター(長野県千曲市)で開催されることが決定した。

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『Turkey!』は、千曲市を舞台にボウリング部に所属する女子高校生5人の青春を描いたTVアニメで、日本テレビ、BS日テレ、テレビ信州で2025年7月から9月まで放送された作品。今回の原画展では、作中に登場する姨捨駅や武水別神社など、千曲市の風景が描かれた場面カットと制作過程の原画を対比展示するほか、作品制作の過程を感じられる資料など約60点を公開する。初公開の原画も含まれており、キャラクターの表情や背景美術がアニメーションとして完成するまでのプロセスを間近で見ることができるという。

展示の中には、主人公・音無麻衣の部屋に登場した集合写真の原画も含まれており、写真立てに入れた形で展示される予定だ。作品の世界観を構成するキャラクターや背景のディテールを、原画ならではのタッチで確認できる内容となる。入場は無料で、会場では来場者アンケートに回答した人に対し、原画展限定のオリジナルステッカーを配布する。ステッカーには、日本遺産「月の都 千曲」の構成文化財でもある名勝「姨捨の棚田」で稲刈りをするキャラクターの姿が描かれており、数量限定で配布される。

スタンプラリーやあんずまつりも 作品と巡る千曲市

会期中の千曲市では、作品と連動した観光企画も行われている。市内では2025年10月から「Turkey!×Chikuma City」スタンプラリーが開催中で、アニメの舞台となったスポットを巡りながら地域観光を楽しめる。また、「Turkey!×Chikuma City」描き下ろしデザインで描かれているあんずの里では「あんずまつり」が開催予定。さらに、作品の聖地の一つである姨捨駅では、来駅記念券を販売する「おばすてくつろぎの駅」企画が4月からスタートする。

千曲市は長野市の南に位置し、東西を山に囲まれた盆地地形の中を千曲川が流れる地域で、棚田として全国で初めて名勝に指定された「姨捨の棚田」や、重要伝統的建造物群保存地区に選定された旧街道・稲荷山など、歴史的景観を多く残す地域として知られる。2020年にはこれらの文化資産が日本遺産「月の都 千曲」に認定されており、戸倉上山田温泉などの観光資源も含め、文化と観光を軸とした地域づくりを進めている。千曲市はポニーキャニオンと地域活性化や観光振興などに関する包括連携協定を結んでおり、アニメを活用したシティプロモーションにも力を入れている。

今回の原画展は、作品の舞台となった土地でアニメ制作の魅力を体感できる機会となるとともに、聖地巡礼と地域観光を結びつける取り組みの一環として注目を集めそうだ。『Turkey!』に描かれた風景と実際の千曲市の景観を重ねながら楽しめるイベントとなっている。

『Turkey!』公式サイト:https://turkey-project.com/