仮想空間「ツクヨミ」を舞台に描く音楽×配信ストーリー
2026年1月にNetflixで世界独占配信されたオリジナルアニメーション映画『超かぐや姫!』。仮想空間でのライブ表現と音楽を軸にした“音楽アニメーションプロジェクト”として注目を集めており、作品の舞台モデルとみられる東京都立川市では、現地を訪れるファンの姿がSNSを中心に広がりつつある。一方で、実在の街を訪れる動きの広がりを受け、作品公式が訪問マナーについて注意喚起する場面も見られた。
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物語は、仮想空間「ツクヨミ」が普及した近未来が舞台。多忙な高校生・酒寄彩葉は、人気ライバー・月見ヤチヨの配信を日々の癒やしにしていた。ある日、七色に光る“ゲーミング電柱”から現れた少女・かぐや姫と出会ったことをきっかけに、彩葉は配信活動を支えるプロデューサー役として関わっていく。音楽とライブ配信を軸に距離を縮める二人だが、その裏では、かぐやを月へ連れ戻そうとする不穏な動きも進行していた。
“音楽”と“配信カルチャー”を掛け合わせた本作は、配信開始直後からNetflix国内ランキングで上位にランクインし大きな話題に。その勢いを受け、2026年2月には劇場上映も実施され、満席回が相次ぐなど大きな盛り上がりを見せている。
「すぐに聖地」立川各所で“聖地巡礼”の動き広がる
このヒットを受け、作中の舞台となった立川には多くのファンが来訪。立川サンサンロード、GREEN SPRINGS、ファミリーマート立川諏訪通り店といったスポットを巡る“聖地巡礼”の投稿が相次いでいる。SNSでは「立川シネマシティから出てすぐに聖地がある」といった報告のほか、アクリルスタンドなどのグッズとともに撮影した写真も多数見られる。
節度ある聖地巡礼を 公式がマナー呼びかけ
一方、実在の街並みを想起させる描写が注目を集めるなか、現地訪問をめぐる課題も浮上している。SNS上では、作中に登場した建物のモデルではないかと指摘される立川市内の実在アパートの写真が投稿され、ファンの間で話題になる場面も見られた。生活空間に近い場所が“聖地”として拡散されることへの懸念も指摘されている。
こうした状況を受け、作品公式Xは24日、「『超かぐや姫!』関連場所への訪問についてのお願い」を発表。「これらの場所は地域の方々の大切な生活の場になります」としたうえで、私有地・学校等への無断立ち入り、無許可での撮影・配信、深夜・早朝の訪問や騒音・迷惑行為などを控えるよう呼びかけた。公式はさらに、「マナーをお守りいただき、節度ある行動を心よりお願い申し上げます」とコメントしている。
作品の盛り上がりとともに、ファンによる現地訪問の動きは今後も続きそうだ。地域への配慮を前提とした行動が、持続的な“聖地巡礼”文化の定着に向けて、いっそう重要になりそうだ。
『超かぐや姫!』公式サイト:https://www.cho-kaguyahime.com/
