アニメ『私を喰べたい、ひとでなし』で愛媛・伊予市に熱視線! “わたたべ”聖地巡礼が注目集める

2025年秋アニメ『私を喰べたい、ひとでなし』の放送開始をきっかけに、舞台のモデルとされる愛媛県・伊予市を訪れるファンが急増している。人魚と少女の切ないダークファンタジーの世界観と、穏やかな海辺の風景が重なり合い、現地では早くも“聖地巡礼”のムーブメントが広がりを見せている。

ABEMA TV 私を喰べたい、ひとでなし

本作は、死を望む女子高生・八百歳比名子と、その血肉を求める人魚の少女・汐莉の奇妙な関係を描くダークファンタジー。妖怪を惹きつけるほど“特別に美味しい”血肉を持つ比名子を守りながら、汐莉は「いずれ自分が喰べる」と約束する。原作は苗川采による漫画で、『電撃マオウ』にて連載中。アニメでは、美しい映像表現と幻想的な世界観が高い評価を集めている。

作中に登場する“海辺の街”の風景は、作者の出身地でもある愛媛県・伊予市をモデルにしているとみられる。実際、作品公式と伊予市は「伊予彩まつり」とのコラボを実施し、主人公たちの等身大パネルが市内の主要スポットに設置されるなど、地域との連携が進んでいる。

ファンが注目する聖地としては、五色の石の伝説が残る「五色浜神社」、市指定文化財の「萬安港旧灯台」、そしてキービジュアルのモチーフともされる「おたたの浜」などが挙げられる。いずれも、作品の静謐な世界観と呼応するロケーションとして巡礼者に人気だ。物語の舞台と現実の風景が重なり合うことで、聖地巡礼の動きはさらに加速。週末には県内外はもちろん海外からも多くのファンが訪れ、X(旧Twitter)には現地の写真や感想投稿が相次いでいる。

切なくも美しい物語の背景として、穏やかな海と歴史ある町並みが作品と共鳴する伊予市。アニメと地域がともに光を放つ“聖地巡礼”現象が、この秋の象徴的な風景となっている。

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