2025年夏、待望のテレビアニメ第2期が放送中の『その着せ替え人形は恋をする』(通称:着せ恋)。繊細な人形作りと瑞々しい青春ドラマで人気を集め、SNSでは聖地巡礼の報告が相次いで投稿されています。なかでも注目を集めているのが、主人公・五条の実家がある“人形のまち”、埼玉県さいたま市岩槻区です。

『着せ恋』は、スクウェア・エニックス「ヤングガンガン」で連載中の福田晋一による人気漫画が原作。雛人形作りを家業とする内向的な高校生・五条新菜と、コスプレ好きなギャル・喜多川海夢が、衣装制作を通して心の距離を縮め、互いに成長していく青春ラブコメディです。
第1期放送時には、作中に「岩槻駅」の駅名や周辺の街並みが実名で描かれ、ファンの間で聖地として注目を集めました。雛人形作りという五条の家業設定と、岩槻が古くから「人形のまち」として知られる背景が重なり、舞台としての親和性も抜群。岩槻駅や、五条の実家のモデルとされる「株式会社 公司人形」、愛宕神社そばの踏切などは、作中の描写と驚くほど一致しており、ファンの間で人気スポットになっています。
さらに2024年、岩槻はアニメツーリズム協会が選定する「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に認定。これを契機に、地元ではコラボイベントやデジタルスタンプラリー、キャラクターパネル展示など、聖地巡礼を楽しめる施策が相次いで展開されています。
そして、現在放送中の第2期効果で、岩槻への旅の人気がさらに加速。作品の世界観をリアルで楽しむ“着せ恋旅”が盛り上がりを見せています。
アニメの舞台を訪れることでしか味わえない臨場感と発見が詰まった岩槻の街歩き。五条や海夢の物語を追体験しつつ、“人形のまち”ならではの歴史や文化にも触れられる特別な旅に、この夏出かけてみてはいかがでしょうか。
