原作と漫画で「99割違う」“魔改造”作『チー付与』アニメ化 P.A.WORKSが描く“第3のルート”の可能性

なろう発、コミカライズで飛躍した話題作が次なる展開へ

原作小説と漫画版で大きく内容が異なることで知られる異色ファンタジー『追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。』、通称「チー付与」のTVアニメ化が決定した。累計発行部数は130万部を突破。なろう発の小説としてスタートしながら、漫画版で大胆な再構築を経て支持を拡大してきた本作が、ついに映像化のステージへと進む。

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制作を手がけるのはP.A.WORKS。解禁された超ティザービジュアルとPVでは、レインとリリィが広大な世界へ踏み出す姿が描かれ、繊細な光と空気感を活かした映像表現が印象を残す。幻想的で叙情的なトーンは同スタジオの強みとも重なり、物語がどのように再構築されるのか期待が高まる。

「このアニメをやりたくてP.A.WORKSに入った」制作陣の異常な思い入れ

本作が特異なのは、原作小説と漫画版が“ほぼ別ルート”といえるほど異なる展開を歩んできた点にある。原作者・六志麻あさ氏が「小説版と漫画版で内容が99割程度違う」と語るように、漫画版は業務用餅氏による大胆な再解釈を経て高い評価を獲得。コミックスは18巻まで刊行され、単なるコミカライズの枠を超えた存在感を築いてきた。

今回のアニメ化発表では、小説・漫画・キャラクター原案が並列的に紹介され、それぞれから祝福コメントも到着。中でも業務用餅氏は「このアニメをやりたくてP.A.WORKSに入ったと言う方がおられて驚きました」と明かし、制作陣の異常な思い入れがうかがえる内容となっている。

アニメはどの物語を選ぶのか?小説と漫画が分岐した異例のプロジェクト

アニメ化決定を受け、SNS上では早くも活発な議論が交わされている。最大の関心は「どのルートを描くのか」という点だ。小説版準拠か、漫画版準拠か、それともアニメ独自の“第3のルート”か。公式サイトやティザー映像の演出から方向性を読み取ろうとする動きも見られ、ファンの考察は早くも熱を帯びている。

媒体ごとに異なる物語を提示してきた『チー付与』。TVアニメという新たな表現の場で、どの選択がなされるのか。P.A.WORKSの手によって描かれる新たな姿に注目が集まる。

アニメ『チー付与』:https://sh-anime.shochiku.co.jp/chiifuyo-anime/