『タコピーの原罪』がIMDbで全話9.0以上、日本アニメ史上初の快挙 「海外にこそ刺さる家庭環境のテーマ」

アニメ『タコピーの原罪』が、海外で異例の高評価を獲得していると話題だ。世界最大級の映画・ドラマデータベースIMDbでは、第1シーズン全6話がすべて9.0以上のスコアを記録。これは日本アニメ史上初となる快挙だ。

ABEMA TV『タコピーの原罪』

『タコピーの原罪』は、漫画アプリ「少年ジャンプ+」(集英社)にて連載されたタイザン5による漫画作品。ハッピーを広めるため地球に降り立ったハッピー星人・タコピーが、笑顔を失った少女・しずかと出会い、彼女の笑顔を取り戻そうと奔走する物語が描かれる。いじめや家庭問題を発端とする衝撃的な展開がSNSで大きな話題を呼び、連載当時には「少年ジャンプ+」歴代最高閲覧数を記録。2巻完結ながら累計発行部数145万部を突破し、「このマンガがすごい!2023」オトコ編第3位にも選出された。

2025年6月から全6話でアニメ化された本作は、IMDbで以下の評価を獲得している。

  • 第1話:9.5
  • 第2話:9.6
  • 第3話:9.3
  • 第4話:9.5
  • 第5話:9.7
  • 第6話:9.4

これまで『進撃の巨人』や『鬼滅の刃』、『俺だけレベルアップな件』といった人気作も高い評価を得てきたが、いずれも一部エピソードは9.0を下回っており、全話が9.0以上という記録は『タコピーの原罪』が初となる。

SNS上でもこの快挙は注目を集めており、「海外にこそ刺さる家庭環境のテーマ」という解釈には5万件を超える“いいね”が寄せられ、大きな議論を巻き起こしている。

社会問題を真正面から描きながらも、普遍的なテーマで世界中の心をつかんだ『タコピーの原罪』。国内外での評価は、今後さらに高まっていきそうだ。