
岐阜県は、雄大な山々や清らかな川、そして歴史を感じさせる町並みが魅力の地。その美しい景観と独特の情緒は、多くのアニメ作品に深い彩りを与えてきました。作品の中で見た情景が、実際の岐阜の風景と重なる瞬間は、まさに聖地巡礼ならではの特別な体験。街角や自然の一場面から、キャラクターの息遣いや物語の余韻が蘇ります。
この記事では、岐阜県内に点在するアニメの舞台を厳選してご紹介します。歴史ある古い町並みから自然豊かな山間部、現代的な街並みまで、バリエーション豊かな聖地を網羅。初めての方もリピーターの方も、岐阜の魅力と作品の世界観を存分に味わえる巡礼の旅に出かけてみませんか。
岐阜県がアニメの聖地巡礼に選ばれる理由とは?その魅力に迫る
北アルプスの雄大な山々や清らかな長良川、四季ごとに異なる彩りを見せる渓谷や湖など、岐阜県ならではの自然は、アニメの背景美術そのままの情緒を感じさせます。実際にその場に立つことで、作品に描かれた空気感や季節の移ろいをリアルに体感できるのが大きな魅力です。
さらに、飛騨高山や白川郷といった歴史的景観が残る町並みは、物語に温もりや懐かしさを添える舞台として重宝されています。江戸時代の面影を色濃く残す街角や、伝統行事が息づく地域を巡ることで、アニメの世界と現実が重なる感動を味わえます。
また、岐阜市や大垣市といった都市部から、山間部の自然豊かなエリアまでの距離が近く、短時間で多彩なロケーションを巡れるのもポイント。現代的な街並みと昔ながらの風景が共存しているため、ジャンルを問わず幅広い作品の舞台として選ばれ続けています。
岐阜県のアニメ聖地巡礼スポット35選!人気作品の舞台を徹底解説
飛騨古川駅(君の名は。)
岐阜県の飛騨古川駅は、『君の名は。』で瀧が三葉を探しに訪れたシーンに登場する実在の駅です。作中では、瀧が駅舎を見上げたり、ホームで電車を待つ場面が描かれ、印象に残っているファンも多いはず。駅構内には映画のポスターや交流ノートが設置され、まさに聖地巡礼の象徴的な場所です。周辺には日枝神社や図書館などの舞台も点在しており、巡礼の拠点としても最適。地元の歓迎ムードも温かく、訪れる価値の高いスポットです。

住所:岐阜県飛騨市古川町金森町8
アクセス:JR高山本線「高山駅」から電車で約15分
営業時間:始発〜終電(駅員対応時間9:00〜18:30)
気多若宮神社(君の名は。)
岐阜県飛騨市の気多若宮神社は、『君の名は。』で三葉と四葉が巫女舞を奉納する「宮水神社」のモデルのひとつとされる場所です。境内は静かで神聖な雰囲気に包まれており、組紐を編む神事のシーンや、伝統を受け継ぐ宮水家の描写と重なります。社殿の造りや境内のたたずまいは作中と完全に一致するわけではないものの、作品の精神性を色濃く感じられる場所です。映画の印象的な場面を思い出しながら、静かに参拝すれば、より深い余韻を味わえるでしょう。

住所:岐阜県飛騨市古川町上気多1297
アクセス:JR高山本線「飛騨古川駅」から徒歩約15分
営業時間:終日開放(境内参拝自由)
飛騨山王宮 日枝神社(君の名は。)
岐阜県高山市にある飛騨山王宮 日枝神社は、『君の名は。』に登場する宮水神社の参道や社叢のモデルのひとつとされる神社です。石段が続く参道や、深い森に囲まれた境内は、三葉たちが神事を行う場面を思い起こさせます。社殿の位置や自然の光景は作中と完全には一致しないものの、世界観を彷彿とさせる静謐な空気に包まれています。飛騨古川駅からはやや距離がありますが、聖地巡礼の一環として訪れる価値のあるスポットです。

住所:岐阜県高山市城山156
アクセス:JR高山本線「高山駅」から徒歩約25分
営業時間:9:00〜16:00(参拝時間、社務所対応も同時間)
飛騨市図書館(君の名は。)
岐阜県飛騨市の飛騨市図書館は、『君の名は。』で瀧と奥寺先輩が三葉の手がかりを探しに訪れる図書館のモデルです。劇中では、瀧が古い新聞の災害記事を調べる場面が描かれ、木の温もりある館内の雰囲気や閲覧室の配置が実際の施設とよく似ています。館内では写真撮影が制限されている場合もあるため、他の利用者の迷惑にならないよう静かに見学を。物語の核心に迫る印象的な場面を思い出せる、ファン必見のスポットです。

住所:岐阜県飛騨市古川町本町2-22
アクセス:JR高山本線「飛騨古川駅」から徒歩約5分
営業時間:火〜土・祝日 9:00〜20:00、日曜 9:00〜17:00(月曜休館)
飛騨市宮川町落合のバス停(君の名は。)
岐阜県飛騨市・宮川町落合のバス停は、『君の名は。』で三葉がバスを待つシーンのモデルとされる場所です。山間の道沿いにぽつんと立つ小さなバス停は、作中で描かれた糸守の静かでどこか寂しげな田舎風景と重なります。朝の通学時間、三葉がバスを待ちながら空を見上げる印象的な場面がよみがえり、まるで映画の一場面に入り込んだかのような体験が味わえます。写真映えも抜群で、訪れたファンの多くが感動を覚えるスポットです。

住所:岐阜県飛騨市宮川町落合
アクセス:JR高山本線「角川駅」から徒歩約5分
営業時間:終日開放(廃止停留所、待合所のみ存置)
岐阜北高校(小市民シリーズ)
岐阜市にある岐阜北高校は、『小市民シリーズ』で小鳩常悟朗と小佐内ゆきが通う“船戸高校”のモデルとなった学校です。校舎や周辺の風景が作中に反映され、二人の「小市民」としての日常を支える舞台として描かれています。公式サイトにもアニメ制作に写真協力したことが掲載されており、作品とのつながりが明確に示されている点もファンには嬉しいところ。訪れれば、登場人物の生活をより身近に感じられるでしょう。ただし、関係者以外の立ち入りや無断での撮影は控えましょう。

住所:岐阜県岐阜市則武清水1841-11
アクセス:JR岐阜駅または名鉄岐阜駅から岐阜バス約20分「北高前」下車
営業時間:該当なし(一般立入不可)
忠節橋(小市民シリーズ)
長良川に架かる忠節橋は、『小市民シリーズ』第1話で小鳩と小佐内が自転車で移動するシーンをはじめ、物語の随所に登場するスポットです。通学路として繰り返し描かれるだけでなく、推理の場面などイメージシーンにも用いられ、二人の日常と非日常をつなぐ象徴的な舞台となっています。実際の橋もアニメで描かれた雰囲気とほぼそのままで、ファンにとって強い没入感を得られる場所です。訪れると、作品の映像と現実の風景が重なり合い、登場人物と同じ時間を過ごしているような感覚を味わえるでしょう。

住所:岐阜県岐阜市忠節町
アクセス:JR岐阜駅から岐阜バス(市内ループ線右回り)で約10分、「忠節橋」バス停下車すぐ
営業時間:終日開放(公共施設)
AND LADY(小市民シリーズ)
岐阜市の伊奈波神社近くにある洋菓子店「AND LADY」は、『小市民シリーズ』1話で小鳩と小佐内が訪れる喫茶店「Alice」のモデルとなった場所です。二人が“春期限定いちごタルト”を買うシーンに登場し、エンディング映像にも描かれるなど作品を象徴する舞台のひとつとなっています。創業40年以上の歴史を持つこの店は、地元で親しまれてきた老舗洋菓子店。アニメに登場したいちごタルトも実際に販売されており、ファンならぜひ味わいたい一品です。
住所:岐阜県岐阜市常盤町20
アクセス:名鉄名古屋本線「名鉄岐阜駅」から徒歩約24分
営業時間:10:00〜20:00(火曜定休)
セブンイレブン岐阜明徳町店(小市民シリーズ)
岐阜市内にあるセブンイレブン岐阜明徳町店は、『小市民シリーズ』第1話で小佐内の自転車が不良グループの下っ端に盗まれ、購入したいちごタルトが壊れてしまう場面に登場します。日常の一幕から物語の波乱が始まる象徴的な場所として描かれており、ファンにとって印象深いスポットです。実際の店舗も作品に忠実で、訪れれば世界観をより近くに感じられます。巡礼の際は営業中の店舗であるため、利用客への配慮を忘れずに。
住所:岐阜県岐阜市明徳町1-1
アクセス:名鉄名古屋本線「名鉄岐阜駅」から徒歩約18分
営業時間:24時間営業(年中無休)
柳ヶ瀬商店街(小市民シリーズ)
岐阜市中心部にある柳ヶ瀬商店街は、『小市民シリーズ』でたびたび描かれる舞台です。第2話の冒頭で小鳩と小佐内が偶然出会ったのは、商店街の一角にある「劇場通り」。第7話にも登場し、二人の関係性や物語の空気感を印象づけています。アニメではアーケードの商店や街灯が細かく再現され、レトロな雰囲気がそのまま描かれました。さらにエンディング映像で登場する5体の石像が並ぶ場所は、本通りの「フローレンス柳ケ瀬」の入口で、ファン必見のスポットです。

住所:岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通2丁目3
アクセス:JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から北へ徒歩約15分、または岐阜バスで約5分「柳ヶ瀬」下車すぐ
営業時間:各店舗により異なる(商店街は終日開放)
ロボット水門(忠節用水分水樋門)(小市民シリーズ)
忠節用水に設けられた「忠節用水分水樋門」は、その独特な形から通称「ロボット水門」と呼ばれています。ユーモラスな外観が印象的ですが、実際には地域の水を調整するために設けられた本物の水門です。『小市民シリーズ』では第2話で登場し、小鳩や小佐内、健吾の姉がココアをめぐる推理を交わすシーンの背景などに描かれています。実際に訪れると、アニメの背景と現実の風景が重なり、思わず写真を撮りたくなる聖地のひとつです。

住所:岐阜県岐阜市御手洗
アクセス:JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バスで約15分、「岐阜公園歴史博物館前」下車徒歩1分
営業時間:終日開放(公共施設)
Princess Branche Pâtisserie KURA(小市民シリーズ)
岐阜北高校の近くにある洋菓子店「Princess Branche Pâtisserie KURA(プリンセスブランシュ パティスリー クラ)」は、『小市民シリーズ』でケーキ店「ハンプティ・ダンプティ」のモデルとなったお店です。第3話や第5話に登場し、小鳩と小佐内が訪れる舞台として描かれました。店内は「プリンセスのお茶会」をテーマにした華やかなインテリアで、特にカウンター席に並ぶ大きな椅子はアニメでも印象的に再現されています。
住所:岐阜県岐阜市則武東2丁目18-28
アクセス:JR岐阜駅から岐阜バス(岐阜大学病院・御望野行き)で「則武」下車徒歩2分
営業時間:10:00〜18:00(月・火曜定休)
三田洞弘法(法華寺)(小市民シリーズ)
岐阜市北部にある三田洞弘法(法華寺)は、『小市民シリーズ』第3話で盗まれた小佐内の自転車が見つかる場面の舞台となった場所です。寺の近くの道路がモデルとされ、静かな風景の中で事件性を帯びたシーンが描かれることで、物語に独特の緊張感を与えています。岐阜駅からは最も離れた位置にある聖地で、徒歩では移動が難しい距離にあります。巡礼する際は自転車やバスの利用が現実的で、ややアクセスに手間がかかる分、訪れたときの臨場感は格別です。

住所:岐阜県岐阜市三田洞131
アクセス:JR岐阜駅(12番のりば)または名鉄岐阜駅(4番のりば)からN80系統「山県バスターミナル」行バスに乗車。「三田洞」下車後、徒歩15分
営業時間:終日開放(無休)
粕森公園(小市民シリーズ)
岐阜市にある粕森公園は、『小市民シリーズ』第4話で小鳩と堂島が推理するイメージシーンで描かれたスポットです。自然に囲まれた園内は作中そのままの雰囲気で、小鳩が登る螺旋階段や、階段の先にあるリング状の門は細かく再現されています。園内は自然に囲まれ広々としており、北側には琴平神社、南側には展望台があるのも特徴です。岐阜駅から徒歩でも行けますが距離があるため、自転車を利用すると効率的に巡礼できます。
住所:岐阜県岐阜市粕森町
アクセス:名鉄岐阜駅から徒歩約30分
営業時間:終日開放
伊奈波神社(小市民シリーズ)
岐阜市にある伊奈波神社は、『小市民シリーズ』第6話の夏祭りシーンで登場する「木良神社」のモデルとなった場所です。作中では小鳩と小佐内が偶然出会い、ブランコで綿菓子を食べる場面が描かれています。参道には赤い鳥居が連なり、夜には灯りがともって幻想的な雰囲気に包まれるのも特徴です。斎藤道三によって稲葉山(金華山)から現在の地へ移されたとされ、1900年以上の歴史を誇る由緒ある古社です。県内でも有数の参拝客を集め、商売繁盛や家内安全のご利益を求めて多くの人が訪れます。

住所:岐阜県岐阜市伊奈波通り1丁目1
アクセス:JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バス(N系統長良橋方面・市内ループ左回り)で「伊奈波通り」バス停下車、徒歩5分
営業時間:終日開放(無休)
岐阜駅(小市民シリーズ)
岐阜市の玄関口であるJR岐阜駅は、『小市民シリーズ』で「木良駅」として登場します。第7話では駅舎や駅前広場が描かれ、第14話では小鳩と中丸、第15話では瓜野と氷谷が待ち合わせをする場面に登場しました。さらに第2期エンディングでも駅前の風景が使用されるなど、シリーズを通じてたびたび描かれる象徴的な舞台です。北口の「信長ゆめ広場」には、黄金の織田信長公像が立ち、岐阜のランドマークとして存在感を放っています。

住所:岐阜県岐阜市橋本町1丁目10
アクセス:JR東海道本線・高山本線「岐阜駅」下車すぐ
営業時間:終日開放(無休)
岐阜公園(小市民シリーズ)
岐阜城の麓に広がる岐阜公園は、『小市民シリーズ』でたびたび描かれる舞台です。第1期エンディングでは女神像の噴水が実写映像として映り、小佐内がベンチに座るシーンと重ねられました。第7話ではロープウェイ乗り場へ向かう坂道、第15話では瓜野と氷谷の調査シーンに使われています。実際の公園は金華山と長良川に囲まれた自然豊かな場所で、歴史博物館や噴水、展望スポットなど見どころも多く、市民の憩いの場として親しまれています。

住所:岐阜県岐阜市大宮町1丁目地内
アクセス:JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バス(岐阜公園・長良橋方面 等)で「岐阜公園歴史博物館前」下車、徒歩1分
営業時間:終日開放(無休)
ナチュラルカフェ(小市民シリーズ)
金華山の近くにある「NATURAL CAFE」は、『小市民シリーズ』第8〜10話で小鳩と小佐内が訪れるカフェ「セシリア」のモデルとなったお店です。二人が夏期限定トロピカルパフェを味わう重要なシーンや、エンディング映像にも登場し、第1期のクライマックスを象徴する舞台として描かれました。実際の店舗は1895年築の蔵を改装したアジアンテイストのカフェで、「旅するカフェ」をコンセプトにアジアン&ハワイアン料理、自家製スイーツやパンケーキを提供しています。
住所:岐阜県岐阜市本町2丁目14
アクセス:JR岐阜駅から岐阜バス「本町1丁目」または「本町3丁目」バス停下車、徒歩3分
営業時間:11:00〜22:00(火曜定休)
中問屋町(小市民シリーズ)
岐阜駅近くにある中問屋町は、『小市民シリーズ』第9話・第10話で、小鳩と小佐内の会話シーンに心象風景として描かれた場所です。静かな商店街の佇まいが印象的に映し出され、二人の心情を重ねる舞台として使われました。実際の中問屋町は戦後から高度経済成長期にかけて繊維問屋街として栄え、最盛期には1600を超える業者が軒を連ねていたといわれます。現在は多くの店がシャッターを閉じ、往時のにぎわいは薄れていますが、建物や街並みにその名残を感じることができます。
住所:岐阜県岐阜市問屋町
アクセス:JR岐阜駅から徒歩約4分
営業時間:終日開放(無休)
アクアージュ柳ヶ瀬(小市民シリーズ)
柳ヶ瀬商店街の一角にある「アクアージュ柳ヶ瀬」は、『小市民シリーズ』第11話で瓜野と氷谷が帰り道に消防車を見かけるシーンの背景として登場します。実際のアクアージュ柳ヶ瀬は、1996年に都市内水路を活かしたコミュニティ空間として整備されました。「アクア(水)」と「パサージュ(路地)」を合わせた名称の通り、水辺の音を楽しめる小路には噴水やアーチが設けられ、昼は買い物客でにぎわい、夜はライトアップによって幻想的な雰囲気が広がります。
住所:岐阜県岐阜市神田町4丁目16先~神室町2丁目6先
アクセス:JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バス(N系統長良橋方面・市内ループ左回り)で「柳ヶ瀬」下車、徒歩1分
営業時間:終日開放(無休)
ぎふメディアコスモス(小市民シリーズ)
岐阜市にある複合施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」は、『小市民シリーズ』第13話で小鳩と堂島が会話する図書館のモデルとして描かれています。さらに第17話の小鳩による推理シーンにも登場します。2015年に開館した同施設は、市立中央図書館や展示ホール、市民活動交流センターなどを備えた複合施設です。館内の球体照明「グローブ」と東濃ひのきの木材が特徴で、日中は明るく開放的、夜はガラス越しに灯りが映え、訪れる人を魅了するスポットです。

住所:岐阜県岐阜市司町40丁目5
アクセス:JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バス(市内ループ線左回り)で「岐阜市役所・メディアコスモス」下車、徒歩1分
営業時間:9:00〜21:00(毎月最終火曜・12/31〜1/3休館)
cafe&gallery川原町屋(小市民シリーズ)
岐阜市の川原町にある「cafe&gallery川原町屋」は、『小市民シリーズ』でカフェ「桜庵」のモデルとなったお店です。第12話では小佐内と瓜野が訪れ、第17話では小佐内と小鳩が登場するシーンに描かれました。町家を改装した落ち着いた雰囲気のお店で、入口には和紙を使った雑貨が並び、奥の蔵がカフェスペースになっています。メニューは「ふわふわ玉子のオムライス」といった食事のほか、パフェや季節のぜんざいなど甘味も充実しています。
住所:岐阜県岐阜市玉井町28
アクセス:JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バス(N系統)で「長良橋南・川原町」バス停下車、徒歩3分
営業時間:平日11:00〜16:00・土日祝11:00〜17:30(木曜定休)
梅林公園(小市民シリーズ)
岐阜市にある梅林公園は、『小市民シリーズ』第16話・第17話に登場するスポットです。第16話では瓜野が小佐内を追いかけて問い詰める場面に描かれ、蒸気機関車「D51」やSL型の遊具が印象的に登場。ファンの間では「瓜野くん尊厳破壊公園」とも呼ばれています。第17話では、事件解決後に小鳩と小佐内が背中合わせで座るベンチが登場します。園内の篠ヶ谷神社近くに実在するもので、作品を象徴する印象的なカットのひとつです。

住所:岐阜県岐阜市梅林南町
アクセス:JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バス(B系統梅林公園行き)で「梅林公園前」下車、徒歩3分
営業時間:終日開放(無休)
大垣公園(聲の形)
大垣城の西にある「大垣公園」は、『聲の形』で将也が姪のマリアを遊ばせた際、遊具の中で結絃を見つけるシーンの舞台となった場所です。硝子が友人たちと再会する場面でも描かれており、作中の印象深いスポットのひとつです。園内には芝生や遊具が整備され、実際にも地元の人々に親しまれています。劇中で結絃が隠れていた遊具は現地でも確認でき、ファンの撮影スポットとして人気です。春には約180本の桜が咲き、大垣城とともに花見の名所としても楽しめます。

住所:岐阜県大垣市郭町2丁目53番地
アクセス:JR東海道本線「大垣駅」南口から徒歩約10分
営業時間:終日(無料開放)
新大橋(聲の形)
水門川に架かる「新大橋」は、『聲の形』を象徴する名場面のひとつが描かれた場所です。作中では、硝子が将也に勇気を出して想いを伝える場面のモデルとなっており、彼女が手渡したプレゼントや「好き」という言葉がすれ違ってしまう切ないシーンが印象に残ります。橋は大垣駅通りの中央付近に位置し、駅からもアクセスしやすい立地。映画を見返した方なら、橋の上に立っただけでシーンの余韻を思い出すことができるでしょう。
住所:岐阜県大垣市栗屋町
アクセス:JR東海道本線「大垣駅」から徒歩約5分
営業時間:終日(交通量に注意)
JR大垣駅(聲の形)
JR大垣駅は、市内の主要な交通拠点であり、多くの通勤・通学客に利用される大垣の玄関口です。『聲の形』では、将也と硝子が同級生・佐原に会うため待ち合わせをした場面に登場しました。改札前や駅前広場の描写は現地そのままで、作品を思い出させるスポットです。駅は明治時代に開業し、現在の駅ビルは昭和61年に完成しました。駅前にはバスやタクシーの乗り場も整備されており、聖地巡礼の出発点としても便利です。

住所:岐阜県大垣市高屋町1丁目145番
アクセス:JR東海道本線「大垣駅」
営業時間:4:50〜22:20(切符売場)
四季の広場(聲の形)
大垣駅から徒歩圏内にある「四季の広場」は、水門川沿いに広がる市民の憩いの場です。芝生やベンチが整備され、散策や休憩に訪れる人々でにぎわいます。春には「芭蕉祭」の舟下りなど季節ごとのイベントも催され、水辺の景観とともに賑わうスポットです。『聲の形』では、将也や硝子、友人たちが集い、心情をぶつけ合う場面に繰り返し登場。物語全体を象徴する舞台として、キャラクターの関係や変化を印象づける重要な場所となっています。

住所:岐阜県大垣市馬場町159
アクセス:JR東海道本線「大垣駅」南口から徒歩約20分
営業時間:終日(無料開放)
美登鯉橋(聲の形)
四季の広場の中を流れる水門川に架かる「美登鯉橋」は、『聲の形』を象徴する代表的な舞台です。将也と硝子が並んで鯉にエサをあげる場面など、二人の関係を印象づけるシーンで何度も登場します。二人が橋の上に立つ姿は、ポスターやキービジュアルにも使われ、作品を象徴する情景となりました。色鮮やかな鯉が泳ぐ川と周囲の落ち着いた雰囲気は、実際に訪れても作中とほぼ同じで、聖地巡礼のハイライトとして外せないスポットです。
住所:岐阜県大垣市西外側町2丁目46
アクセス:JR東海道本線「大垣駅」南口から徒歩約20分
営業時間:終日(交通量に注意)
滝のトンネル(聲の形)
四季の広場の一角にある「滝のトンネル」は、水が壁のように流れ落ちる幻想的な通路で、歩くだけで涼やかな音と水しぶきに包まれるスポットです。『聲の形』では、硝子がハトにエサをやる場面や、祖母を亡くした結絃が泣いていたシーンに登場します。静かな雰囲気の中でキャラクターの心情を映し出す象徴的な舞台となっています。実際に訪れると、水と光が織りなす景観を楽しめ、聖地巡礼の写真スポットとしても人気です。

住所:岐阜県大垣市馬場町159
アクセス:JR東海道本線「大垣駅」南口から徒歩約20分
営業時間:終日(無料開放)
大垣駅通り(聲の形)
JR大垣駅近くに伸びる「大垣駅通り」は、地元の商店が並ぶ活気あるストリートです。『聲の形』では、将也と硝子が小学校時代の同級生・植野と再会する場面で描かれ、辛辣なやり取りが印象的なシーンとなりました。アニメでは「SKB street」と表記されていますが、実際は大垣共立銀行の略「OKB street」という看板が掲げられています。地元と銀行が連携して盛り上げている商店街で、現実と作品の違いを見比べながら歩くのも楽しみのひとつです。

住所:岐阜県大垣市高屋町1丁目~郭町2丁目
アクセス:JR東海道本線「大垣駅」南口から徒歩すぐ
営業時間:終日(交通量に注意)
総合福祉会館(聲の形)
大垣市の「総合福祉会館」は、市民の福祉活動や交流の拠点として利用される公共施設で、四季の広場のすぐそばにあります。『聲の形』では、高校生になった将也と硝子が再会する手話教室の会場として登場しました。将也が硝子を訪ねる場面で繰り返し描かれるほか、二人の姿を永束や硝子の妹・結絃が見ていたベランダも実在し、印象深いスポットです。外観や入口もアニメで丁寧に再現されており、訪れると作品世界との重なりを強く感じられます。

住所:岐阜県大垣市馬場町124番
アクセス:JR東海道本線「大垣駅」南口から徒歩約20分
営業時間:9:00〜21:00(年末年始休館)
青柳橋(聲の形)
岐阜県大垣市を流れる杭瀬川に架かる「青柳橋」は、地元では“もぐり橋”の名で親しまれる沈下橋です。『聲の形』の冒頭で、小学生の将也たちが度胸試しに川へ飛び込むシーンの舞台となった場所として知られています。橋は住宅地に囲まれた落ち着いた環境にあり、最寄りのJR美濃太田駅からも徒歩圏内。増水時には川に沈む構造が特徴で、独特の雰囲気を味わえます。物語の始まりを象徴するスポットとして、聖地巡礼でも外せない場所です。
住所:岐阜県大垣市青柳町
アクセス:養老鉄道養老線「美濃青柳駅」から徒歩約10分
営業時間:終日(交通量に注意)
養老駅(聲の形)
養老鉄道の「養老駅」は1913年開業の歴史ある駅で、養老公園や養老の滝への玄関口として利用されています。瓦屋根の木造駅舎が趣ある佇まいを見せ、ホームには名物の瓢箪が吊り下げられています。これは「滝の水が酒に変わり老父の病を治した」という養老伝説に由来します。『聲の形』では、将也が硝子を遊びに誘った際に登場し、吊るされたひょうたんや赤い養老鉄道の車両が印象的に描かれました。静かな駅の風景が、作品の空気感を思い起こさせます。

住所:岐阜県養老郡養老町鷲巣白石道1200
アクセス:養老鉄道養老線「養老駅」
営業時間:終日
養老の滝(聲の形)
岐阜県を代表する名瀑「養老の滝」は、高さ約32m・幅4mを誇り、『日本の滝百選』にも選ばれた景勝地です。豊かな自然に囲まれた養老公園の奥にあり、夏でも涼しさを感じられる人気の観光スポットとなっています。『聲の形』では、将也が硝子を遊びに誘った際に訪れた場所として登場しました。公園入口から徒歩30分ほどでアクセスできますが、滝近くまで車で行くことも可能です。観光と聖地巡礼の両方で楽しめる名所です。

住所:岐阜県養老郡養老町高林1298-2
アクセス:養老鉄道養老線「養老駅」から徒歩約10分
営業時間:9:00〜17:00(火曜休、年末年始休業)
金町8丁目交差点(聲の形)
岐阜市内にある「金町8丁目交差点」は、植野がアルバイト先のビラ配りをしていた際に、将也と再会する場面の舞台となった場所です。物語の中では、疎遠になっていた旧友と再びつながるきっかけの場面として描かれており、作品にとっても重要な転機を象徴しています。周辺の街並みは映画でも忠実に再現されており、実際に訪れると作品の空気感を感じられます。大垣市内の聖地からは少し足を延ばす必要がありますが、その分“特別な一幕”を追体験できる巡礼先です。
住所:岐阜県岐阜市金町8丁目
アクセス:名鉄名古屋本線「名鉄岐阜駅」から徒歩約6分
営業時間:終日(交通量に注意)
まとめ
岐阜県は、雄大な自然と歴史情緒あふれる街並み、そして都市と自然が近接する環境がそろった、アニメ聖地巡礼に最適なエリアです。四季折々で表情を変える風景や、作品の世界観を色濃く反映したロケーションは、訪れるたびに新たな感動を与えてくれます。
今回ご紹介したスポットをきっかけに、ぜひ岐阜の地を歩きながら、物語と現実が交差する瞬間を体感してみてください。作品への愛を胸に、あなた自身の特別な巡礼の旅を見つけましょう。
