尾田栄一郎が孫悟空を描いたら。『ドラゴンボール』40周年記念セットの広告が渋谷・新宿をジャック

2025年2月まで放送されていた『ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)』。鳥山明による伝説的漫画『ドラゴンボール』の連載開始40周年を記念したアニメで、鳥山本人が原作・ストーリー構成・キャラクターデザインを担当したこともあり、大きな話題を呼んだ。

そんな“40周年イヤー”を彩るもうひとつの目玉企画が、未来屋書店による『ドラゴンボール全42巻セット ダブルカバーボックス』だ。2026年2月4日の発売を予定しており、全国の未来屋書店およびヤフー店にて予約受付が行われていた(受付は2025年8月3日で終了)。

画像出典:PR TIMES「DRAGON BALL連載40周年記念プロジェクト始動!『ドラゴンボール全42巻セット ダブルカバーボックス』未来屋書店にて予約受付開始!」

この商品は、1984年の連載開始から今なお高い人気を誇る『ドラゴンボール』の単行本全42巻を、ダブルカバー仕様で収録した豪華セット。最大の特徴は、各巻のカバーが人気漫画家42人によって描き下ろされたイラストで構成されている点だ。ジャンプコミックスや完全版の背表紙デザインを踏襲したアートワークは、往年のファンにとっても新鮮な驚きをもたらす。

そして現在、このボックスセットの存在を広く知らしめているのが、渋谷駅と新宿駅に掲出された大型広告である。副都心線・渋谷駅の地下通路と新宿駅・メトロプロムナードには、全42巻のカバーイラストが並ぶ圧巻のロングビジュアルが展開され、ジャンプ世代の通行人たちが思わず足を止め、スマートフォンを構える姿が日常的に見られる。

SNS上ではこの大型広告に感激する人の声が相次いでおり、「思わず立ち止まって写真を撮ってしまった」「全42人の作家陣に胸が熱くなる」といったコメントが多数投稿されている。

また、カバーイラストの順番にも注目が集まっており、第1巻は鳥山明氏の盟友・桂正和が、第42巻は『ONE PIECE』の尾田栄一郎が担当。ジャンプの歴史を辿るような構成に、世代を超えた読者の記憶が呼び起こされている。

画像出典:PR TIMES「DRAGON BALL連載40周年記念プロジェクト始動!『ドラゴンボール全42巻セット ダブルカバーボックス』未来屋書店にて予約受付開始!」

1巻:桂正和/2巻:藤本タツキ/3巻:稲田浩司/4巻:天野明/5巻:冨樫義博/6巻:椎橋寛/7巻:池本幹雄/8巻:石田スイ/9巻:篠原健太/10巻:佐伯俊/11巻:岸本斉史/12巻:村田雄介/13巻:堀越耕平/14巻:藤巻忠俊/15巻:遠藤達哉/16巻:空知英秋/17巻:井上雄彦/18巻:オオイシナホ/19巻:島袋光年/20巻:松井優征/21巻:戸塚慶文/22巻:出水ぽすか/23巻:うすた京介/24巻:森田まさのり/25巻:加藤和恵/26巻:Boichi/27巻:久保帯人/28巻:秋本治/29巻:小畑健/30巻:和月伸宏/31巻:矢吹健太朗/32巻:吾峠呼世晴/33巻:荒木飛呂彦/34巻:原泰久/35巻:浅田弘幸/36巻:星野桂/37巻:麻生周一/38巻:田村隆平/39巻:とよたろう/40巻:田畠裕基/41巻:芥見下々/42巻:尾田栄一郎 

なお、このイラスト企画は「最強ジャンプ」誌で連載された『DRAGON BALL SUPER GALLERY』のもので、今回のボックスセットのためにダブルカバーとして初めて全巻収録される。

40年の時を越え、ジャンプの“オールスター”が集結した広告ビジュアルは、単なるプロモーションを超えた「感謝と追憶の場」として、多くのファンの心を動かしている。