『サムライチャンプルー』実写化が進行中!Netflix『ONE PIECE』制作会社が企画、渡辺信一郎も参加へ

アニメ『サムライチャンプルー』の実写化が企画されていることを3月10日、米エンターテインメントメディアVarietyが報じた。Netflix実写版『ONE PIECE』を手がけた制作会社トゥモロー・スタジオ(Tomorrow Studios)が企画を進めており、原作アニメの監督である渡辺信一郎もクリエイティブ面で関与する予定だという。

同誌によると、企画を主導するのはトゥモロー・スタジオのプロデューサー、マーティ・アデルスタインとベッキー・クレメンツ。2人はNetflix実写版『ONE PIECE』を成功させた実績を持ち、同作のシーズン2配信のタイミングで今回の企画が明らかになった。

『カウボーイビバップ』実写化の経験も

クレメンツは同誌の取材に対し、日本で渡辺監督と食事をした際に実写版企画について話し合ったと明かし、「もし『サムライチャンプルー』を実写化するなら、ぜひクリエイティブ面に関わってほしいと伝えた」と説明。渡辺監督が参加に前向きな姿勢を示したことに「とても嬉しかった」と語っている。

企画は現在まだ初期段階にあり、どの放送局や配信プラットフォームで展開されるかは決まっていない。ただし、同作に対してはすでに多くの問い合わせが寄せられているという。作品の核となる要素は維持しつつ、現代のテレビドラマ視聴者に向けてアップデートする方針で、オリジナルアニメでも特徴的だったヒップホップテイストの音楽を踏まえ、早い段階から著名アーティストを起用してサウンド面を構築する計画もあるとされる。

トゥモロー・スタジオはこれまでにも渡辺監督の代表作『カウボーイビバップ』をNetflixで実写化しており、2021年に配信されたが1シーズンで終了している。同作では渡辺監督の関与は限定的だったといい、アデルスタインは「クリエイター本人が制作に関わり、作品を認めることがとても重要だと学んだ」と振り返った。

実写版『ONE PIECE』の成功が背景に

同社が手がけたNetflix実写版『ONE PIECE』では、原作者の尾田栄一郎が脚本やキャスティング、VFXチェックなど制作の各段階に積極的に関与。2023年に配信されたシーズン1は世界75カ国以上でランキング1位を獲得し、Netflixのグローバルトップ10に8週間ランクインするなど大きな成功を収めた。総視聴数は1億回を超え、日本でも英語作品として初めて同ランキング1位を記録したとされる。

なお、実写版『ONE PIECE』は現在シーズン2がNetflixで配信されており、シーズン3も制作が進められている。こうした実績を背景に、トゥモロー・スタジオはアニメ作品の実写化プロジェクトをさらに拡大しており、『サムライチャンプルー』の実写化が実現すれば、世界的な人気を誇る日本アニメ作品の新たな映像化として注目を集めそうだ。

Variety「‘One Piece’ Producers Tomorrow Studios to Adapt ‘Samurai Champloo’ With Creator Shinichirō Watanabe (EXCLUSIVE)」:
https://variety.com/2026/tv/news/tomorrow-studios-adapt-samurai-champloo-1236674804/