「アニメ聖地移住」が拡大中!住んでみたい地域調査、2位は『ぼっち・ざ・ろっく!』の東京都23区内。1位は?

アニメが地域への関心を高める背景 505人調査が示す新潮流

アニメの舞台となった地域を訪ね歩く「聖地巡礼」は、いまや多くのファンにとって定番の行動様式であり、近年はその街への愛着から「聖地移住」を選ぶ人も増えている。アニメの風景や空気感に心をつかまれ、第二の故郷のように感じるファンが現れているのだ。今回、株式会社AlbaLinkがアニメ好き505人を対象に実施した「アニメの聖地で住んでみたい地域」調査は、こうした流れが広がっていることを示す結果となった。

作品の舞台となった地域は、物語の情緒やキャラクターの魅力を補強する重要な要素である。本調査では、アニメから地域に興味を持つ心理や、聖地に足を運び、さらに住んでみたいと考える理由が明らかになった。

聖地に関心を持つ人は9割超、巡礼経験も多数派に

アニメを見て実在の地域が気になったことがある人は90.9%、聖地に実際に行ったことがある人は64.8%にのぼる。作品の中で登場人物が歩いた道や印象的な背景を実際に見ることで、作品世界をより深く感じられるためだ。SNS投稿を含むファン活動として巡礼を楽しむ人も多く、アニメと地域のつながりは年々強まっている。

住んでみたい聖地1位は『スラムダンク』湘南

「住んでみたいアニメの聖地」1位は、神奈川県湘南エリアであった。『スラムダンク』『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』など人気作の舞台であり、海沿いの景観や落ち着いた雰囲気、都心への近さが魅力とされた。「アニメの中に入り込んだ感覚」「街全体に魅力がある」といった声が寄せられている。

2位は東京都23区内。四ッ谷や下北沢、秋葉原など、都会的で個性的な街並みがアニメに印象的に描かれることが多く、それをきっかけに「住んでみたい」と感じる視聴者も多い。『ぼっち・ざ・ろっく!』や『ラブライブ!』で描かれた場所に惹かれたという声も目立った。3位の東京都多摩エリアは、『耳をすませば』『となりのトトロ』などジブリ作品の舞台として知られ、自然の豊かさと都心へのアクセスの良さが評価されている。「日常のなかで聖地巡礼の楽しみがある」という声もあった。

4位には岐阜県飛騨高山エリアが選ばれた。『君の名は。』で描かれた美しい山間の景色や街並みに魅力を感じる人が多く、静かで落ち着いた生活ができそうだという意見が寄せられた。5位の京都市内は、『けいおん!』などの舞台で、歴史ある街並みと自然、観光地としての魅力が日常に溶け込んでいる点が支持された。推し活のしやすさや食文化なども人気の理由である。

今回の調査から、アニメが地域への興味を喚起し、実際に訪問し、さらに「住んでみたい」と考えるまでの影響を与えるケースが増えていることがわかった。背景の美しさや自然環境、生活利便性など、作品と現実の魅力が重なり合う地域ほど高い支持を得ている。アニメの舞台設定が地域の価値を高め、新たな関係人口を生み出していると言えるだろう。

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