映画『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』が、11月14日より中国本土で公開されることが決定した。日本公開から約4カ月を経ての発表であり、中国のファンにとっては待望の知らせとなった。これまで正式な告知がなく、公開を待ち望む声が上がっていたが、11月3日、中国の大手SNS「微博」に作品の公式アカウントが開設され、上映開始日が正式に明らかにされた。
本作は、集英社「週刊少年ジャンプ」で連載された吾峠呼世晴のコミックを原作とする大ヒットアニメシリーズのクライマックスとなる、『無限城編』3部作の第1章。世界150以上の国と地域で上映され、全世界で累計観客動員6702万人、総興行収入823億円を突破し、日本映画の歴代興行収入1位を記録している。

中国での正式公開が実現、前作での審査問題を乗り越え
中国本土での公開は、香港(8月14日公開)から約3カ月遅れとなる。これまでシリーズ前作『無限列車編』は、暴力的描写を理由に上映審査を通過できず、公開が見送られた経緯があった。今回の『無限城編 第一章』では、そうした壁を越えて正式な上映が実現する形となった。
微博での告知後、中国のファンの間では大きな盛り上がりを見せており、関連ワードがトレンド入りするなど注目度は急上昇している。長らく待ち望まれていた正式公開が決まったことで、国内外のファンから祝福と期待の声が広がっている。これにより、世界的な興行収入がさらに拡大する可能性も高い。
中国でも熱気高まる、世界的ヒットへ弾み
さらに、中国の興行データサービス「灯塔专业版(ライトハウス・プロフェッショナル)」によると、11月7日0時時点で中国本土の前売り総興行収入が5000万元(約10億円)を突破したと、中国メディア「快科技(Kuai Technology)」などが報じている。公開を目前に控え、すでに前売りの勢いは上々で、中国国内でもヒットへの期待が高まっている。
海外市場での堅調な成績に加え、中国での前売り好調という追い風を受け、全世界興収1000億円の大台到達も視野に入りつつある。中国での正式公開を機に、その勢いはさらに加速し、「鬼滅の刃」はジブリ作品をも超え、日本発アニメとして前人未踏の領域に踏み込むことが期待される。
2025年全球票房榜前五 电影《鬼灭之刃》预售票房破5000万|鬼灭之刃|票房新浪科技新浪网:https://finance.sina.com.cn/tech/roll/2025-11-07/doc-infwppuk6373287.shtml
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 』第一章 猗窩座再来』 公式サイト:https://kimetsu.com/anime/mugenjyohen_movie/
