今敏監督の長編デビュー作として1998年に公開された『PERFECT BLUE』。劇中に登場するアイドルグループが、現実の音楽シーンに“復活”する。アイドルから女優へと転身する霧越未麻が所属していた3人組ユニットCHAMのシングル「愛の天使」が、実際の8cmシングルCDとして11月19日(水)にリリースされることが決定した。これを記念し、原宿・ハラカドにてリリース記念イベントであるポップアップストアが開催される。

CHAMが原宿に“現実化” 「愛の天使」先行販売や限定グッズも
同イベントは、国内最大級の映画・アニメレビューサービス「Filmarks」によるリバイバル上映プロジェクトの一環。11月21日(金)より全国60館で1週間限定上映される『PERFECT BLUE』4Kリマスター版の公開に合わせ、劇中の“虚構のアイドル”が現実世界に登場する形だ。
ポップアップストアは、東急プラザ原宿「ハラカド」3階・れもんらいふオフィス内特設会場で11月19日(水)から25日(火)まで開催。会場では、「愛の天使」8cmシングルCDをはじめ、アクリルスタンドや缶バッジを加えた“CHAMの推し活アイテム”3種が販売される。シングルCDはイベント限定の先行販売で、一般販売は11月27日(水)からFilmarks Storeで受注受付が開始される予定だ。



今回発表された「特別コレクション第2弾」では、映画の印象的なビジュアルを再構築した新作グッズがラインナップされている。『PERFECT BLUE』のキービジュアルを配した「ポスターT」や、ストーカー・ME-MANIAを大胆にモチーフ化した「ME-MANIA T」、そして主人公・未麻がネオンテトラを見つめるシーンをデザインした「未麻ロンT」など、作品世界を象徴するウェアが登場。さらにタイトルロゴ入りのソックスや、未麻が横たわるカットをジャガード織で再現したブランケットなども販売される。



“虚構と現実”が交錯する、時代を超えたイベントに
会場では、劇中ポスターの再現展示やPR映像の上映も行われる予定で、『PERFECT BLUE』の幻想的な世界観を五感で体験できる空間となる。虚構と現実が交錯するような演出を通して、作品ファンのみならずCHAMファン、そして“ME-MANIA”の来場も歓迎されている。
フィクションの中でしか存在しなかったCHAMが現実の音楽シーンに登場するこの試みは、作品のテーマである“現実と虚構の境界”を再び問い直す、まさに時代を超えたイベントとなりそうだ。
『PERFECT BLUE』4Kリマスター版:https://revival.filmarks.com/
