『チェンソーマン レゼ篇』が2週連続1位に
韓国の週末興行収入ランキングで、アニメ映画『チェンソーマン レゼ篇』が2週連続で首位を獲得した。10月24日から26日の3日間で約160万ドル(約2.4億円)を記録し、観客動員数は21万9,686人。全国932スクリーンで公開され、全体のシェアは30.1%に達した。韓国映画振興委員会(KOFIC)の興行データベース「KOBIS」によると、同作の累計興収は公開から1か月で1,890万ドル(約29億円)を突破しており、日本発アニメとして異例のロングランヒットとなっている。
『チェンソーマン レゼ篇』は、藤本タツキの人気漫画『チェンソーマン』(集英社「少年ジャンプ+」連載)を原作とする劇場アニメ。監督は吉原達矢、制作はMAPPAが担当。貧困にあえぐデビルハンターのデンジが、悪魔の心臓を持つチェンソーマンとして悪魔たちと戦う姿を描く。2022年に放送されたテレビアニメ版の続編となる本作では、デンジと謎の少女レゼの出会いから始まる新たな物語が展開する。
また、本作は北米の週末興行収入でも首位を獲得しており、全世界での累計興収は1億800万ドルを突破。世界的ヒットとなっている。

『8番出口』など日本作品が上位を席巻
2位には、二宮和也が主演を務める『8番出口』が初登場でランクイン。興行収入は約97万7,000ドル(約1.5億円)、観客動員数は13万7,173人で、シェア17.8%を記録。日本映画がワンツーを独占した。本作は2023年にリリースされた同名インディーゲームを原作とし、監督は川村元気。地下通路に閉じ込められた二宮演じる“迷う男”が、異変を察知しながら「8番出口」を目指して脱出を試みる物語だ。
さらに『鬼滅の刃 無限城編』が6位で累計興収4,170万ドル(約65億円)を突破し、『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』も7位にランクイン。週末興行ランキング上位10作品のうち4作品が日本映画という異例の状況となり、日本アニメの人気が韓国でも根強いことを裏付ける結果となった。韓国の映画館を席巻する“チェンソーマン旋風”は、まだしばらく続きそうだ。
劇場版『チェンソーマン レゼ篇』公式サイト:https://chainsawman.dog/
